本記事の概要
2月となり、いわゆる真冬ですね。各所で雪のニュースを良く観たり、聴くようになりました。
さて、小学校受験を控えているご家庭では受験的に新年少・年中・年長という新しい期が10,11月から始まることから気合を入れて、幼児教室や新しい習い事に通い始めるかたも多いのではないかなと思います。また、冬休みの間はしっかりと冬の行事を体験させようと、慣れない正月飾りを飾っては片づけるみたいな日々を過ごされているのではないでしょうか。
本記事では冬の間に是非やっておきたい取り組みとして「スキー」をおすすめしたい、ということです。
皆さんがもう少し若いときに、良く先輩ファミリーが「冬休みは軽井沢にスキーをしに行くんだ」とか言っていませんでしたか?私の周りにはそういう方たちが何人かいらっしゃって、「お決まりですね」という辟易とした気持ちと、「軽井沢で十分にスキーができるのだろうか?」という疑念を同時に持ったことを覚えています。
いざ、自分が幼児の子供を持つようになると、「軽井沢にスキーに行こう!」とは思わなかったのですが、各神経の発達が著しい幼児期にスキーを経験して滑れるようになっておくときっと子供も「できるんだ!」という肯定感のような気持ちを味わうことができるし、一生ものだとおもうので、スキーに連れて行こうとはおもいました。(軽井沢は好きですが、スキーをするには混雑していたりあまり雪が良くないような印象があったので、別のところに行こうと思いました)
前置きが長くなりましたが、この記事では、子供にスキーをやらせることが小学校受験的にどんな良いことがあるのかを考察していきたいと思います。
ちなみにスキーは冬に行うスポーツですが、そもそも冬の間に経験しておきたいことについては別の記事に記載していますので、良かったらそちらも読んでみていただけたら嬉しいです。
小学校受験的なスキーの効用
小学校受験に向けて日々頑張っている子供たちにとってスキーはどんな良いことをもたらしてくれるのだろうか?
私(らた吉)自身も子供のころスキーをたくさんした記憶がありますが、ズバリ、自律性が身につくのではないかなと考えています。自律性とは、自らを律するという字のように集団社会での生活が始まる上で必要な要素であることは想像がつくのではないかと思います。そのため、幼児期に自律性が身についていると非常にその後の生活もしやすくなるのではないかと考えます。
さて、自律性、というと別にスキーではなくても色々な活動を通じて養うことができそうです。確かにその通りだと思います。しかし、自然の中で行うスキーは他のスポーツに比べて以下のような点で優れているのではないかなと思っています。
- 有能感を得られる
- 自己決定の実感を得られる
- 自然と自分の関係性を体感できる
有能感を得られるということ
有能感という言葉は、もしかしたらあまり聞かないかもしれません。ただ漢字から想像できるように、「自分できるんだ!」というように思う感覚のことです。子供にとってはこの感覚が非常に大事かと思います。失敗をしてしまい、嫌だ。もうやりたくない。という気持ちになり、自分ができない、という思いを強めてしまうことが子供はあるのではないかなと思います。うちのえい吉は普段プール教室に週1度通っていますが、そこでは月に一度階級別のテストがあり、合格すると次の階級に進めるというシステムになっています。水の中で10秒息を吐く、目を開けてボールを取るなどいくつか項目がありますが、なかなか合格ができずに最近はプール好き?と聞くと「好きじゃない、だって全然合格できないんだもん」とへこたれている状況です。
こういう状況のときに、挫けずになぜ合格ができないのか、何ができていないのだろうか?と自ら考え、自分を律し、改善(合格)に向けたアクションを取り、実際に合格を勝ち取るかどうか。まさにこれが小学校受験の縮図?なのかな、と最近考えたりします。つまり、やっぱり自律していること、というのは重要と思います。
スキーに向き合いはじめのタイミングでは、「え、こんな板を靴に着けてどうやって滑れるんだ?」「ブーツという固い靴を履いて板もつけたら足が自由に動かないじゃないか。。」というような気持ちに子供たちはなっているのだと想像します。(言葉は別として・・)
しかし、いざ滑ってみると、足の力加減でスピードをコントロールできたり、右や左に曲がれる!かなり高いと思っていたリフトにも乗れる。そして、大人と同じように上から下まで降りてこれるではないか!「おれできるじゃないか!」ということになり、大きな自信そして「もっとやりたい、上手になりたい」という気持ちが出てきます。
この意欲は、どんな行動においての発射点であり、自律性のスタート地点になるものかと思います。
自己決定の実感を得られるということ
自己決定の実感、というのは漢字のごとく、自分で意思決定をしていることを感じるということです。スキーでは、リフトにのっていざゲレンデの上に行くと、(基本的には)自分で滑って降りていく必要があります。一部のスキー場ではコースが決まっているところもありますが、大体は特にポールなども立っておらず、どのように滑るのかは本人次第です。ボーゲンで滑る、パラレルターンで滑るのも良し。直滑降でスピードを出して滑るもよし、緩やかにカーブを繰り返しながら滑るもよし。しかし、ゲレンデは一人ではなく他にも滑っている人もいますし、スキーヤーだけでなくボーダーもいますし、上手な人・まだ慣れない人等いろんなステータスの方がいます。その中、滑りながら進む方向とスピードを自分で意思決定を繰り返しながら滑っていきます。この自分で操縦する感覚は特にスキーでは強く味わえ、かつ、自分の意志決定が周りにも影響します。自己決定ができると、おもしろいということも同時に味わえると考えます。
自然と自分の関係性を体験できるということ
スキーは山の中で行います。特に関東圏に住んでいる方にとっては雪は日常のものではありません。雪という自然に触れあいながら取り組むスキーでは自然と向い合せになります。このことは自分は自然の一部であるという感覚も持つことができます。これはスキーというより雪山の中で座って飴をなめたりすると不思議と感じるかもしれないです。(完全に感覚の話です)
また、幼児期にはスキーは一人では行わず親や友達、先生と一緒にすると思いますので、何よりも想い出という一生ものの財産となりますね。これは何にも代えられないです。
これまでのえい吉スキー実績
えい吉は2021年12月にスキーデビューをしました。一応、過去に行ったスキー場を列挙しておこうかなと思います。
- 軽井沢スノーパーク
一番最初にいった軽井沢スノーパークはスキーをしなくても雪遊び施設が充実していて、おもちゃスキーをちょっとだけ体験して、そのあとはそりなどで雪遊びをし、雪になれるという意味ではとても良かったです。 - 万座温泉スキー場
おもちゃスキーを卒業して、初めてえい吉がスキー板とブーツをはいたのが万座温泉スキー場です。ここは、人が多い軽井沢の更に奥地になるので、スキー場の人は多くないです。(コースも大したものではない、というのが一番の理由かもしれません。)、しかしパウダースノーで雪質は最高でした。更に、標高2000mの高さにある露天風呂も圧巻。 - ハンターマウンテン塩原
実質、えい吉はハンターマウンテン塩原で自分で滑れるようになりました。コースの多さと人の多さは既出の二つよりも高いのですが、初級者コースは斜度がなだらかで、初心者の子供でも十分に滑ることができます。そして、何より一つコースが長く、1回1回の滑降の満足度が違います。この辺から、家族全員で滑れてスキー旅行の満足度がかなりあがりました。
スキーの準備~もし用具を買うなら~
もし継続的にスキーにいくことを検討されているご家族の方はウェア、スキー板とブーツを購入してしまっても良いかもしれませんね。わたしは買ってないのですが、妻のかね吉は自分用がよい、ということでメルカリで買っていました。子供用はすぐにサイズオーバーしてしまうので大人になってそれでもスキーをやりたいという感じにならない限り、買わなく手良いのかなと思います。もし、スキー用品を検討されたいのであれば、老舗のVictoriaがおすすめです。私は職場が神保町付近だったので、お世話になっていました。
ウィンタースポーツ用品ならヴィクトリアサーフアンドスノーあとはアルペンさんのサイトとかもおすすめです。
【サイズ交換1回無料】アルペン公式オンラインストアおわりに
スキーはあまり慣れていない方からすると、ちょっと行くのが面倒だな、と思うようなアクティビティかもしれません。しかし、子供と一緒に滑り、成長を目の当たりにできる可能性が大きくあるアクティビティでもあり、費用をかけ、時間をかけても行くことをお勧めします。大きくなってからは、子供の仲間内でスノーボードをしにいく、みたいなことはあっても、親とスキーに行くなんてことはないですからね。きっと今しかできないですよ。
えい吉の受験全般については別の記事に記載していますので、よかったらそちらも読んでいただけたら嬉しいです。
それでは、皆さんの受験ライフに少しでもお役に立てますように。
おしまい。